沖縄本島南部の地域祭祀を司るノロの家に生まれる。幼少より民俗芸能に親しみ、高校在学中にラジオパーソナリティーとしてデビュー。以降、ラジオ、テレビ、映画に数多く出演。琉球歌劇、現代劇への出演を重ねながら演出助手として加藤直、三隅治雄、平良とみ・進に師事。文化庁在外研修員としてフランスで研鑽を積み、アヴィニョンフェスティバルOFFで本格的に演出家デビュー。琉球芸能と多分野のアーティストと創作する作品は、アジア、欧州、アフリカ各国の演劇祭や劇場より招待され公演を行う。構成・演出作「ボトルメール」がエジンバラフェスティバル・フリンジ(英国)で複数のメディアより四つ星評価、アヴィニョンフェスティバルOFF(フランス)で最高評価の五つ星評価。第74回文化庁芸術祭において脚本・演出作「五月九月(ぐんぐぁちくんぐぁち)」が大賞を受賞。国際共同制作作品や地域の物語の掘り起こし、学校公演や観光分野との連携など幅広く活動。沖縄文化への深い敬愛を基層に作品を創作し、沖縄と世界を繋ぐ活動を行っている。「美ら島おきなわ文化祭2022」開会式の演出を務めた。市民ミュージカルの演出を機に、琉球芸能とミュージカルの融合、沖縄でのミュージカル創作を模索中。